モルゴーア プフィッツナー2012年01月28日 11時20分02秒

その荒井さんたちのモルゴーア・クァルテットの定期が1月30日(月)東京文化会館小ホールである。
何と言っても全自由席がいい。カルテットで満席もありえないから、空いていて自由席という、私などには理想的状況。

今回はモルゴーアにしては普通の選曲のようにも思えるが、ブゾーニ、プフィッツナーという専門家筋の評価は高い作品が連なっている。

弦楽四重奏は、そもそも「聴いてるよりやってるほうがはるかに面白い」とされるわけだし、それに徹したプログラムを空いた座席で、今やっているのがどの曲かもよく分からずのんびり眺めているのは合っている。文化会館小ホールというのが、またその雰囲気によさそう。

林光さんが亡くなってしまったので、プログラム解説は誰が書くのだろう。あれを超えるのは大変だ。

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「モルゴーア・クァルテット」第36回定期演奏会
日時:2012年1月30日(月)19:00開演
会場:東京文化会館 小ホール

〈演奏〉
荒井英治(Vn) 戸澤哲夫(Vn) 小野富士(Va) 藤森亮一(Vc)

〈曲目〉
●F.プゾーニ:弦楽四重奏曲 第2番 ニ短調 作品26
●H.プフィッツナー:弦楽四重奏曲 ニ長調 作品13
●J.ブラームス:弦楽四重奏曲 第1番 ハ短調 作品51-1

〈全自由席〉一般\4,000 学生\2,000
〈チケットの購入〉CNプレイガイド 0570-08-9990
東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
〈お問合せ〉ミリオンコンサート協会 03-3501-5638

プロデューサーの部屋 荒井英治(3)2012年01月27日 13時49分51秒

明日の「プロデューサーの部屋」は荒井英治さんゲストの最終回。

ソプラノソロがあるシェーンベルクの第2カルテットのディスクは何を選ぶか。

一昔前ならラサールというのが好き嫌いにかかわらず本命的存在だった。それもあっという間に廃盤になっていて今ならクリスティーネ・シェーファーとペーターゼンQか。ライマン編のメンデルスゾーン&シューマンが素晴らしかったやつの続編。

荒井さんともあろう方なら、そう簡単に予想通りであるはずもなく、初演のコーリッシュSQとブリテンSQのEMI盤を選んでくださった。

ベルクのヴァイオリン協奏曲はクラスナー&ウェーベルンの初演コンビをお選びになる荒井さんだから、コーリッシュはまあ想定内。ブリテンSQというのが素人では思いのつかないところ。チェリビダッケの音色を積み重ねる好例としてチャイコフスキーロメジュリの序奏部というのも同じく。

という方がご自身で弾くとこうなる、というコビアン、ピアソラそしてバッハパルティータも首尾一貫している。

当番組公式サイトでちょろっとサンプルが聞けるようになり、それ用に局側が選んだのも荒井さんの回だった。

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東京FM コミュニケーションズグループ 
音楽専用・衛星デジタルラジオ "ミュージックバード"
2012年1月28日(土)18:00 プロデューサーの部屋 第26回
http://www.musicbird.jp/land/proroom/index.html
出演:平井洋 
ゲスト:荒井英治(ヴァイオリニスト)3回目

・ ベルク/ヴァイオリン協奏曲 より
ルイス・クラスナー(Vn) アントン・ウェーベルン指揮BBC交響楽団
36年モノーラル録音 PHILIPS - PHCP-180

・ シェーンベルク/弦楽四重奏曲第2番嬰ヘ短調 Op10 第3楽章
コーリッシュ弦楽四重奏団、クレメンス・ギフォード(S)
36年モノーラル録音 MUSIC&ARTS - CD-1045

・ ギャビン・ブライヤーズ/「イエスの血は決して私を見捨てたことはない」より
マイケル・リーズマン指揮オーケストラ トム・ウェイツ
93年録音 POINT MUSIC - PHCP-316

・ フランク・ザッパ/「イエロー・シャーク」より UNCLE MEAT
アンサンブル・モデルン
92年録音 EASTWEST JAPAN - AMCY-656

・ チャイコフスキー/幻想的序曲「ロメオとジュリエット」より
セルジュ・チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
EMI - TOCE-9580

・ コビアン(荒井英治、・アントニオ・アグリ編)/ノスタルヒアス(郷愁)
( 4'21" )
・ ピアソラ(荒井英治編)/ブエノスアイレスの夏
( 3'38" )
荒井英治(Vn)
98年録音 LIVE NOTES - WWCC-7344

19:06
・ ベルク/ヴァイオリン協奏曲
( 29'43" )
ルイス・クラスナー(Vn) アントン・ウェーベルン指揮BBC交響楽団
36年モノーラル録音 PHILIPS - PHCP-180

19:38 ・ シェーンベルク/弦楽四重奏曲第2番嬰ヘ短調 Op10
( 30'45" )
ブリテン弦楽四重奏団 アマンダ・ルークロフト(S)
94年録音 EMI - 5 55289 2

20:10
【イエロー・シャーク】
・ フランク・ザッパ/イントロ
・ 同/ドック・ブレス・ヴァリエーションズ
・ 同/アンクル・ミート
・ 同/アウトレイジ・アット・ヴァルデズ
・ 同/タイムズ・ビーチ2
・ 同/スリー・リヴァイズド
・ 同/ザ・ガール・イン・ザ・マグネシウム・ドレス
・ 同/ビー・バップ・タンゴ
・ 同/壷の中の眠り
・ 同/ナン・オブ・ジ・アバーヴ
・ 同/ペンタゴン・アフタヌーン
・ 同/クエスティ・カッツィ・ディ・ピッチョーネ
・ 同/タイムズ・ビーチ3
・ 同/フード・ギャザリング・イン・ポスト・インダストリアル・アメリカ 1992
・ 同/ウェルカム・トゥ・ザ・ユナイテッド・ステイツ
・ 同/パウンド・フォー・ア・ブラウン
・ 同/エクササイズ 4
・ 同/ゲット・ホワイティ
・ 同/G-スポット・トルネード
( 70'45" )
アンサンブル・モデルン
93年録音 EASTWEST JAPAN - AMCY-656

21:25
・ バッハ/無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV1004
( 31'00" )
荒井英治(Vn)
07年録音 HERB Classics - HERB-008/009

新国立劇場12-13シーズン発表記者会見2012年01月25日 11時01分49秒

本日のMusicScene.jpアップは新国立劇場12-13シーズン発表記者会見と都響定期北爪リゲティのご報告。

http://musicscene.jp/795

http://musicscene.jp/796

新国尾高体制3シーズン目で注目となったのは日本人新作委嘱オペラの作曲家が香月修(かつき おさむ)さんだったこと。

「音楽とは要するに美しいメロディーが一番大事。今の作曲界は前衛的アヴァンギャルドなものだけが主流。自分はそれとは違う道を歩む。」といったようなことは多くの方が何十年とおっしゃっていて、ネオロマン派と自ら呼んだりする方もいらした。

特に声楽関係では「ベルカントのイタリアオペラのようなもので今日の感覚の新作がなぜ無いのでしょうか?」と言われつつその系統の新作オペラも随分作られている。

前衛派も前衛撲滅派も筆のたつ方、声の大きい方は目立つ。小さくして目立たせる戦略もありうる。どちらにしろ「自分は本来より不当に評価の低い反主流少数派」と考えたり。

香月さんは尾高さんご推薦の美しいメロディー派だが、あまり声をあげてはおられなかった。桐朋関係者以外で「かつき」と読める方もあまり多くはおられなかっただろうから、少なくとも多少読める方は増えることになる。

杉山洋一都響定期登場2012年01月24日 09時08分20秒

杉山洋一
本日はいよいよサントリーホールで7時から都響定期で杉山洋一指揮によるブーレーズの「エクラ・ミュルティプル」。

ブーレーズがずっと作り続けている作品で、その意味ではいつでも初演みたいな感もある。今回のは2002年版日本初演とのこと。

作曲家としての作品や、東京混声合唱団あるいは現代音楽祭の指揮などでは時々登場してきた杉山洋一だが、オーケストラの定期演奏会に初めてお目見え、ということで、多くの聴衆の方々にとっては貴重な機会だろう。

ミラノが本拠地だがヨーロッパ各地で活動は多彩で、玄人筋からはよく知られているし、評価も高い。

サッカーでいつの間にかヨーロッパに行ってセリエAやブンデスリーガでよく先発しているミッドフィールダーの日本人選手みたいな感じ。

だから都響がこういうややこしい曲の時に頼んでパッとまとめてもらうのに、こんなに適材もいない。目をつけた都響もエライが、だんだん層が厚くなってきているのも事実。

杉山自身もドナトーニをはじめとするヨーロッパの著名作曲家との交流や実績をひけらかすわけでもなく、淡々と仕事をして都響定期翌日にとんぼ返り。

いくら何でもこんな人材はもう少し知られていいと思うので、及ばずながらミュージックバードでは根掘り葉掘り質問させていただいた。これらは今年3月放送予定。

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東京都交響楽団第729回 定期演奏会Bシリーズ
2012年1月24日(火) 19:00開演(18:20開場) サントリーホール

指揮:野平一郎*
指揮:杉山洋一**
チェロ:堤剛

《日本管弦楽の名曲とその源流-14(プロデュース:一柳慧)》
野平一郎:オーケストラのためのトリプティーク*
野平一郎:チェロとオーケストラのための響きの連鎖*
ブーレーズ:エクラ/ミュルティプル(2002年改訂版・日本初演) **

サントリーホールチケットセンター 03-3584-9999
当日券有り

http://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/detail/index.php?id=3445

You tube
杉山洋一氏が語るブーレーズの魅力
http://www.youtube.com/watch?v=nggY0S9bjTI&feature=share

スタイワ高橋悠治50人のためのコンサート12012年01月23日 08時57分25秒

昨日は東京西神田のスタジオイワトで始まった高橋悠治の新シリーズの第1回目。タイトル通り定員50人の会場で。

益々少人数好みになったようにも見えるが、シェーンベルクもショパンもサティも仲間たちとやっていたシリーズはこんな規模だったのだろう。しかも好きでそうしたと言うよりその規模でしかできなかったというか。

サティの周りにピカソもコクトーもいたように、このシリーズのチラシプログラムデザイン、調律、録音などのスタッフ軍はほぼ日本でトップと思われる方たち。

前身のシアターイワト時代からそうだったが、厳密な管理型とは正反対の前時代寄席型興行のようで、座席数ほぼピッタリに収まり、あふれて帰った人もいなさそう。

これは数が少ないということだけでなく、メールも電話も情報を一人に集約してやっていることが大きい。直前にフェイスブックやツイッターで微調整も効く。これらで大人数の売らんかな、をやると「意外とみんな見てなくて売れない」とか言われれるが、売らんかな型と微調整型で使い方も変わる。

Aランクのアート行為は自ら探しだして集まった少人数、しかも会場は満杯、と言った感じでやられるのが似合う。

プロデューサーの部屋 荒井英治(2)2012年01月20日 08時29分33秒

1月21日土曜のプロデューサーの部屋は、ヴァイオリニスト荒井英治さんの2週目。

モルゴーアでプログレものとショスタコーヴィッチというのは予想がつくが、今回の目玉は何と言っても間のルロイ・アンダーソン自作自演もの。ほぼ全曲の威容。

ルロイ・アンダーソンはアメリカでショスタコーヴィッチとほぼ同時期に生きた。東西の両巨頭ということになる。

荒井さんはこのアンダーソンセットを「一家に1セットどうぞ」とまでおっしゃっている。

モルゴーア結成のきっかけとなったショスタコーヴィッチからは、ヴィオラの活躍する13番。いよいよ後期の死を意識した作品群になるが、荒井さんのコメントはさすがのものだった。

選んだディスクはベートーヴェンカルテットのもので、ルロイ・アンダーソン自作自演と通ずるものは確かに有りそう。

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東京FM コミュニケーションズグループ 
音楽専用・衛星デジタルラジオ "ミュージックバード"
2012年1月21日(土)18:00 プロデューサーの部屋 第25回
http://www.musicbird.jp/land/proroom/index.html
出演:平井洋 
ゲスト:荒井英治(ヴァイオリニスト)2回目
18:03
【Distruction-ROCK MEETS STRINGS-】
・ 吉松隆/アトム・ハーツ・クラブ・クァルテット
・ 長生淳/レッド・ツェッペリンに導かれて
・ イエス・ストーリー Ⅰ.ラウンド・アバウト
・ 同 Ⅱ.ロング・ディスタンス・ラン・アラウンド
・ 同 Ⅲ.シベリアン・カトゥルー
・ キング・クリムゾンの肖像 Ⅰ.レディース・オブ・ザ・ロード
・ 同 Ⅱ.太陽と戦慄パートⅠ
・ 同 Ⅲ.21世紀の精神異常者
( 70'05" )
モルゴーア・クァルテット
97年録音 EMI - TOCE-9650

19:18
【ルロイ・アンダーソン・コレクション1】
・ ルロイ・アンダーソン/ブルー・タンゴ
・ 同/ラッパ吹きの休日
・ 同/春が来た
・ 同/サンドペーパー・バレエ
・ 同/ファントム・レジメント
・ 同/レイディ・イン・ウェイティング
・ 同/サラバンド
・ 同/フィドル・ファドル
・ 同/ザ・ガール・イン・サテン
・ 同/タイプライター
・ 同/ワルツィング・キャット
・ 同/プリンク・プレンク・プランク
・ 同/ピラミッド・ダンス
・ 同/舞踏会の美女
・ 同/忘れられし夢
・ 同/チャイナ・ドール
・ 同/ペニー・ホイッスル・ソング
・ 同/ジャズ・ピチカート
・ 同/ジャズ・レガート
・ 同/シンコペイテッド・クロック
・ 同/スコットランド組曲~スコットランドの釣鐘草
・ 同/スコットランド組曲~ターン・イ・トゥ・ミー
( 60'36" )
ルロイ・アンダーソン指揮のオーケストラ
52. 54. 59. 62年録音 MCA - MCAD2-9815-A

20:18
【ルロイ・アンダーソン・コレクション2】
・ ルロイ・アンダーソン/セレナータ
・ 同/馬と馬車
・ 同/トランペット吹きの子守歌
・ 同/ベルの歌
・ 同/サマー・スカイズ
・ 同/プロムナード
・ 同/そり滑り
・ 同/クラリネット・キャンディ
・ 同/ゴールデン・イヤーズ
・ 同/レイジー・ムーン
・ 同/アイ・ネヴァー・ノウ・ホエン
・ 同/アリエッタ
・ 同/プッシー・フット
・ 同/ホーム・ストレッチ
・ 同/小さなバラード
・ 同/シャル・アイ・テイク・マイ・ハート
・ 同/キャプテンたちと王様たち
・ 同/タウン・ハウス・マシーシ
・ 同/パイレート・ダンス
・ 同/アイリッシュ組曲~アイリッシュ・ウォッシャーウーマン
・ 同/同 ~ミンストレル・ボーイ
・ 同/同 ~レイクス・オブ・マロウ
・ 同/同 ~ウェアリング・オブ・ザ・グリーン
・ 同/同 ~ラスト・ローズ・オブ・サマー
・ 同/同 ~ガール・アイ・レフト・ビハインド・ミー
( 75'10" )
ルロイ・アンダーソン指揮のオーケストラ
52. 54. 59. 62年一部モノーラル録音 MCA - MCAD2-9815-B

21:37
・ ショスタコーヴィチ/弦楽四重奏曲第13番ロ短調 Op138
( 18'07" )
ベートーヴェン四重奏団
CONSONANCE - 81-3008

ネルソン指揮フランス組ロ短調ミサ2012年01月19日 13時59分18秒

で、そのロ短調ミサで私が今のところ一番好きなのは以下のメンバーのDVD。

J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調
 ルート・ツィーザク(ソプラノ)
 ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)
 ダニエル・テイラー(カウンター・テノール)
 ポール・アグニュー(テノール)
 ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン)
 合唱:パリ・ノートル・ダム聖歌隊(指揮:ニコラ・コルティ)
 管弦楽:アンサンブル・オルケストラル・ドゥ・パリ
 指揮:ジョン・ネルソン
 ライヴ収録:2006年3月、パリ、ノートル・ダム寺院
Emi Virgin  3706369
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1216958

最初このメンバーを見たときは、ソリストは知られた人が並んでいるが、後はまあカタログを埋めると言ったら何だが、どうということもないように予想された。

だけどまあ始まってすぐの、ルート・ツィーザク、ジョイス・ディドナート二重唱くらいだけは見ておくか・・・と思って見始めたらビックリ。明るくて生き生きしていて、なみいる諸大家のものより面白い。これほど先入観と逆だったのも珍しい。

もちろんタダでさえ売れない音楽ソフトでこのメンバーでは、すぐに入手不能に。
だが今時のことで、いつの間にかYou Tubeでしかも全曲視聴できる。

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=FD614SYKAgQ#!

ソフトを買う気はないがネット上でタダで味わえるものを探していてこれに出会った方も結構いらっしゃるのではないか。

こちらがタダで済んだので、もう少しなら出費していい、という方は、チェリリビダッケがこの曲やヴェルディ、モーツァルト、フォーレ、ブラームスなど主な宗教曲を入れて11枚組で二千いくら、というのがある。これなどは数年前はその10倍の価格だった。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/4191926

この対照的な2つの演奏を持っていれば、この曲のかなりの面が味わえる。

有料メルマガ2012年01月18日 09時05分17秒

ご本人のブログで拝見したが、音楽ジャーナリストの林田直樹さんがいよいよ有料メルマガを始めるらしい。
http://linden.weblogs.jp/blog/2012/01/%E6%B0%B4%E9%9D%A2%E3%81%AB%E8%BF%91%E3%81%A5%E3%81%84%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%9F.html

http://www.mag2.com/m/0001396250.html

固定収入と身分が保証され、飲食物の感想と上司周囲への愚痴、それから印象批評の真似事のちょっとした表現欲求のはけ口、にネットを使う人達と違って、フリー系のネットの使い方は2つに1つ。それ自体で稼ぐか、無料の自己宣伝として使うか。もちろん、純芸術的批評作品をお残しになりたい方、その他もいらっしゃるに決まっているが。

殆どの人はネットで稼げるなら稼ぎたいだろう。安い原稿料か、それすらもらえない媒体も多く、搾取されているなら大したものだが、その払い主の方も赤字なのだから文句を言っても言わなくても結果は知れている。

有料広告のやり方が日々見なおされて、クラシック音楽系の紙媒体からも有料広告は減り続けている。
そういうことには無頓着な人も、「芸術はアナログなもの。インターネットだかのバーチャルなまがいものではなく紙に残された作品に接さなければ精神は荒廃するばかり。」と考える人も、少なくとも若干の不安くらいはあるほうが普通。無い方もいらっしゃるが。

と、なれば筆力に自信が有っても無くても、何とかネットで直接収入を、ということにはなる。有料メールマガジンなど大マスコミに比べて不安のようだが、ホリエモンさんのように年1万円(月900円弱)の購読料で1万人読んでいればそれだけで収入は1億。

彼の場合はオリに入るところまで目立って有名人になり、内容も「起業の仕方」「ネットでの宣伝の仕方」と投資金額以上の儲けに直接つながることがこと細かに書かれている。つまり内容、宣伝ともに理にかなっていればこういうことになる。

クラシックのようなニッチマーケットでこうはいかないが、仮に月500円で千人契約してくれれば年600万円。これだけで、ちょうどプロとアマとを分けるくらいの収入金額になる。

これはもちろん奇跡のような数字。Googleリーダーは誰でもが、あるブログの同リーダー登録購読者数が読める。ちなみに本日時点の当ブログの登録者数は87。これでも業界内ではいいほうの数字。タダでも少ないものが有料だとどのくらい残るか。1%とか?

そういうこともあるが、有料メールマガジンを実際にやってみようとすると面倒か?まあコンサートやCDを作るのと同じようなこと。儲けなくていいなら実に簡単だ。40歳以下の普通の方レベルのネット検索能力があれば1日でできるだろう。

月5万円とかになれば多少やる気もでるか。それ以下だと、タダでも読んでもらって、それで何らかの仕事につながったほうがいいか、と迷いもでてきそう。

ロ短調ミサ2012年01月17日 15時34分17秒

本日は、そのシャリーノとリゲティが重なっている日で、行かない方への言い訳メールなど書きながらバッハのロ短調ミサを聞いている。

礒山雅先生がI教授ブログで最近ロ短調ミサの実演に関わった結果、「要するにこことここが一番面白い」
http://prof-i.asablo.jp/blog/2012/01/16/6294987
というのを拝読して、「そんなにおっしゃるなら」とその部分を聞いてみる気になった。

通常は前半の評価が高いと思うが、先生は後半のそのまた後半が真髄、とおっしゃる。

荒井英治さんのご推薦でチェリビダッケを聞きなおして、あのバカ遅い演奏(結局聞き通してしまった)をきいて、このあとのラジオの収録にお招きしている合唱指揮の大家はBCJのロ短調ミサをご持参。

というわけで、現代物とロ短調ミサにまみれているここしばらく。

シャリーノリゲティブーレーズ2012年01月16日 16時55分39秒

ブーレーズを指揮する杉山洋一
明日17日は、オペラシティがサルヴァトーレ・シャリーノ、都響が北爪&リゲティと重なり、22日が高橋悠治がスタジオイワトで始める定員50名のシリーズの1回目、そして24日が都響で杉山&野平指揮のブーレーズ野平作品。

http://www.operacity.jp/concert/compo/2011/
http://blog.livedoor.jp/bzbz65/archives/3785680.html
http://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/by_month/index.php?year=2011&month=01#17

と、ここしばらくは現代物のめぼしいものが続く。

シャリーノとリゲティはなんでぶつけるんだ、となるがシャリーノは元々昨年5月に予定されたものが延びてここに来た。

重なると、どっちかには行ってみるか、となるのかトータルでは意外にそれぞれの客数は減らないのが普通。

都響ブーレーズを振るために滞日中の杉山洋一さんに本日ラジオインタビューを収録した。もっと早く録れればごくわずかのプロモーションにできたかもしれないが、ヨーロッパで引きの多い杉山さんにそんな暇があるはずもなく、直前のご来日で直後にイタリアにお戻り。

どちらもリハの様子などを動画静止画で色々見ることができる。

http://www.operacity.jp/concert/topics/120114.php
http://www.tmso.or.jp/j/topics/index.php?id=271

当日もプレトークとか色々。

それらが単なる内容紹介か、券売への貢献にもつながっているか、などなど広報戦略の腕の違いが明確に出る。