プロデューサーの部屋 小味渕彦之(2)2012年02月11日 08時35分00秒

本日の「プロデューサーの部屋」は小味渕 彦之(こみぶち・ひろゆき)さんゲストの2回目。

朝比奈隆さんの活動に対するかなりのご見識をお持ちの小味渕さんがここで選んだのは、マーラー3番。

番組中で小味渕さんが教えてくれたのだが、朝比奈さんはマーラーでは「1番は自分がやるほどの曲ではない」と取り上げなかったらしい。

アバドは最近まで「大地の歌」と「第8番千人」はピンとこなかった、とのこと。ようやく「大地の歌」は、やって、それは凄かったが。

小澤さん以前の世代のマーラー指揮者は第10番は第一楽章アダージョのみ、という方が多い。

大作曲家の全集的なもののときに、何をとりあげないか、というのはその演奏家の考えが端的にでる。

上記の3例は言われてみれば皆共感できることもあるが、次元はまるで違っても共感できないこともある。私にとってはハーディング以来、マーラー10番は好きになり、さかのぼってザンデルリンクのクック版もきいてみたが大変良かった。

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東京FM コミュニケーションズグループ 
音楽専用・衛星デジタルラジオ "ミュージックバード"
2012年2月11日(土)
18:00 プロデューサーの部屋 第28回
http://www.musicbird.jp/land/proroom/index.html
出演:平井洋 
ゲスト:小味渕彦之(音楽評論家)2回目

18:05
・ マーラー/交響曲第3番ニ短調
朝比奈隆指揮大阪フィルハーモニー交響楽団 永井和子(A)
大阪フィルハーモニー合唱団 大阪すみよし少年少女合唱団
95年録音 CANYON - PCCL-00344

19:54
【メタモルフォーシス/……西村朗 室内交響曲集】
・ 西村朗/室内交響曲第1番
・ 同/同 第2番「コンチェルタンテ」
・ 同/同 第3番「メタモルフォーシス」 飯森範親指揮いずみシンフォニエッタ大阪
03年~05年録音 Camerata - CMCD-28084

21:04
【プーランク/ピアノのための作品集Ⅰ】
・ プーランク/ナポリ
・ 同/主題と変奏
・ 同/即興曲集
碇山典子(P)
11年録音 Camerata - CMCD-28238

こんにゃく座「金色夜叉」2012年02月09日 09時30分34秒

明日から三日間世田谷パブリックシアターで、こんにゃく座萩京子作曲「金色夜叉」がある。土曜のマチネーはもちろん、日曜の午前、夕方などもあり、よりどりみどり。

http://www.konnyakuza.com/syusai.html#ttl05

1995年に初演されてもう50回以上上演されている。今回のは台本・演出の山元清多追悼公演、と言っていたら芸術監督林光の追悼にもなってしまった。

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【会場】
世田谷パブリックシアター
三軒茶屋駅[東急田園都市線(渋谷駅より2駅5分)・世田谷線]直結
キャロットタワー3F TEL.03-5432-1526
【チケット料金】
※全席指定 当日1枚につき500円増し
A席(1F・2F中央1列目)6,000円
A席ペアシート 11,000円
B席(2F) 5,000円
B席ペアシート 9,000円
こんにゃくシート(3F) 3,500円
学生割引(3F) 2,000円
【チケット取扱い】
オペラシアターこんにゃく座 TEL 044-930-1720
劇場チケットセンター TEL.03-5432-1515
http://setagaya-pt.jp/ 携帯 http://setagaya-pt.jp/m/

詳細
http://www.konnyakuza.com/syusai.html

携帯キャリア、ハード変更2012年02月08日 17時27分29秒

本日のMuscScene.jpアップは、昨日も触れたルイージのナブッコDVDのご紹介と、スマホを変えた顛末。

http://musicscene.jp/musicscene/recordings/
http://musicscene.jp/803

私ごときがスマホを何にしようが全くどうでもいいことだが、この手の話題の反応を意外にいただくので一応今週はこれで。

コストダウンならともかく、よりネット接続環境をあげようと思って至ったのがdocomo,au,softbank以外の4番手で、端末は台湾製になったのだから、へそ曲がりのように見えるが、乱世であることは間違いないと思う。

といってあまりコロコロ変えていてはそれこそコストが損だし、自分の使い方とキャリア、ハードの状況をどう組み合わせるか、それを調べる時間をどのくらい使うか。「そんなこと意味ない」と思っても何かには決めないといけないだろうし、「大して違わない」ということは無いのが面倒なところ。

ともかく気になり出したら、ある自分としての一応の解決に至るまで進むしか無い。

アンドロイドに変えたらあまりの使いにくさにびっくりしてiPhoneかガラケーに戻った話も時々うかがうが、私の場合はアンドロイド2.3のGS02で、今のところはほとんど嫌なところが無い。

ナブッコ好き2012年02月07日 13時56分26秒

もうすぐ二期会のナブッコが始まる。この曲とかマクベスとか、ヴェルディの初期の作品が近年わりに好きになってきた。以前はファルスタッフとかオテロとかレクイエムが好きだったが。

ヴェルディ以外でもベートーヴェンの弦楽四重奏やピアノソナタも、昔は後期オンリーだったが、今は初期が好き。段々年をとると、無いものねだりで初期の作品が好きになるのか。

ベートーヴェンで言うと相対的には中期を好きになったことはないが、こちらがもっと衰えたら意外に好きになったりして。無いものを求めるという意味ではそういう可能性も?

ポリーニが延々時間をかけてベートーヴェンのピアノソナタの録音をしているが、基本的にはわりに後ろから前へ、という感じ。だからどう、ではもちろん無いが、あの入れる順番は分かるような気もする。

日本ではカルテットの大権威と思われるある演奏家に、「やはりop131とか難しいんでしょうねー」とうかがったら「あんなものは大したことは無い。本当に難しいのは初期ですよ。」と言われたことがあった。

ともかく、その、はっきり言って大好きなナブッコだが、そうなったのはファビオ・ルイジ指揮2001年収録のDVDを見たのが大きい。名曲かどうかも、結局演奏によって良くも悪くも聞こえるという面が大きそう。

時系列コンサート情報2012年02月05日 13時51分02秒

あるホールなり、主催者のコンサート情報をネット上で得るのは簡単。それに対して日程順に一覧になっているコンサート情報は意外に少ない。

誰か知人が東京に来て、ある日に、どこでもいいからなにか目ぼしいものはないか?などと探す時に時系列の一覧は無いと困る。以下その主なアドレス。

クラシック全般なら「音楽の友」のコンサートガイドページ
http://www.ongakunotomo.co.jp/concert/index.php
一覧で開演時間まで見ることができて便利。

「ぶらあぼ」のWEB版「eぶらあぼ」は本誌記事は読めるが、国内の日付順一覧ページは読めないようになっている。
そのかわり検索ページがあり、そこで希望の日付を入れれば検索できる。
http://www.ongakunotomo.co.jp/concert/index.php

いわゆる「現代音楽」の情報を集めたのはここ。
http://cmcmc.music.coocan.jp/

当然ながらそれぞれ、そこで集めた情報がでているわけだから、でていないものもある。

プロデューサーの部屋 小味渕彦之(1)2012年02月04日 09時54分26秒

本日の「プロデューサーの部屋」は小味渕 彦之(こみぶち・ひろゆき)さんをお招きしての1回目。

関西ではコミチャンとして名が通っておられるが、なんせまずお名前の字が読めない。姓も名も両方。「そのかわり一度覚えたら、忘れにくいみたいです」とのことで、ソフィア・グバイドゥーリナみたいなもの。

彼女の初来日の時は主催者側のお堅いタイプのスタッフさえ発音できなくて「あのロシアの婆さん」などと言っていた。こんな名前の現代作曲家が、多くの音楽関係者がスラスラと「ラ・フォル・ジュルネにグバイドゥーリナもくるかもしれませんね」などと言う日が来ようとは思わなかった。

それから、小味渕さんは評論家でありながら、現役プロのホール付きのステージマネジャーでもある。
ステマネとなれば、アーティストのおっしゃることは神の声で、無理難題でもそれを実現するのが仕事。
そのように全面的に演奏家に沿っておいて、家に帰って評論を書くとなれば褒めるばかりともいかない。

「その辺はどうお考えですか?」などという質問には、どうお答えになるか・・・。

第1週目は大阪の各オーケストラの現状。指揮者など音楽的なことと、市長交代に伴い、どうなりそうかという見通しなども。

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東京FM コミュニケーションズグループ 
音楽専用・衛星デジタルラジオ "ミュージックバード"
2012年2月4日(土)
18:00 プロデューサーの部屋 第27回
http://www.musicbird.jp/land/proroom/index.html
出演:平井洋 
ゲスト:小味渕彦之(音楽評論家)1回目

・ 西村朗/室内交響曲第2番 第2楽章
飯森範親指揮いずみシンフォニエッタ大阪
Camerata -CMCD-28084

・ ブラームス/交響曲第4番ホ短調 Op98 第3楽章
大植英次指揮大阪フィルハーモニー管弦楽団
fontec -FOCD6010/2

・ シベリウス/交響曲第5番変ホ長調 Op82 第1楽章より
藤岡幸夫指揮関西フィルハーモニー管弦楽団
コジマ録音 -ALCD-8035

・ ニーノ・ロータ/交響曲第4番「愛のカンンツォーネに由来する交響曲」 第2楽章
児玉宏指揮大阪交響楽団
KING- KICC-953

・ スメタナ/連作交響詩「わが祖国」より 交響詩「モルダウ」
小泉和弘指揮大阪センチュリー交響楽団
ライヴノーツ -WWCC-7504

19:03
・ ブラームス/交響曲第4番ホ短調 Op98
大植英次指揮大阪フィルハーモニー管弦楽団
11年録音 fontec- FOCD6010/2

19:49
・ シベリウス/交響曲第5番変ホ長調 Op82
藤岡幸夫指揮関西フィルハーモニー管弦楽団
10年録音 コジマ録音- ALCD-8035

20:25
・ ニーノ・ロータ/交響曲第4番「愛のカンンツォーネに由来する交響曲」
児玉宏指揮大阪交響楽団
10年録音 KING- KICC-953

21:02
・ スメタナ/連作交響詩「わが祖国」より交響詩「シャールカ」「ボヘミアの森と草原から」「ターボル」「ブラニーク」
小泉和弘指揮大阪センチュリー交響楽団
05年録音 ライヴノーツ- WWCC-7504

葉加瀬太郎&沢井一恵2012年02月03日 08時33分51秒

明日2月4日土曜19:00のJ-WAVE 「葉加瀬太郎のANA WORLD AIR CURRENT」に沢井一恵さんがゲスト出演する。

http://www.j-wave.co.jp/original/worldaircurrent/

一昨年行われた坂本龍一&佐渡裕&沢井一恵による坂本さん新作箏協奏曲のCDがコモンズからでて、その話を中心に。

http://shop.mu-mo.net/avx/sv/item1?jsiteid=CMM&seq_exhibit_id=43494&categ_id=572324&x=62&y=8

この葉加瀬太郎さんの番組はポッドキャストも可能で、ラジオが聞けない方も、聞き逃した方もそちらで聞くこともできる。

ラジオ波、radiko、radiko+ラジ録、podcast
と選択範囲が広がって、「残念、聞きたかったんですけど・・・」といった言い訳が通用しにくくなった。

CDもどのレーベルで、どういう宣伝が行われるかで聞かれ方も随分変わる。こういう初演曲の場合はそれによって生き延び方も変わる。

葉加瀬さんは以前「本当に一番好きな音楽はブラームスのヴァイオリン協奏曲」とおっしゃっていたが、今はどうなのだろう。

ナブッコ2012年02月01日 09時46分06秒

アンドレア・バッティストーニ
本日のMusicScene.jpアップは先週の新国立劇場に続いて二期会12-13シーズン及び「猫の歌」コンサートのご紹介。

http://musicscene.jp/800
http://musicscene.jp/musicscene/event/

この両オペラプロダクションとも取り上げるのがヴェルディのナブッコ。

二期会のほうはもうすぐで1987年生まれの新星指揮者が振るのと、アバドジュニアの演出が話題か。パルマとの共同制作。

合唱「行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って」は有名だが、なかなか全曲やられるものではなくて、私が学生の頃、星出さんでやられたのが日本初演だったような。

アニヴァーサリーイヤーやその周辺では、あまり普段と同じ作品というのも祭典性に欠けるし、かといって極端に初期とか楽譜が未整理なほど忘れられたものをやるのもリスクが大きすぎる。となればまあリエンチとかナブッコとかになるのか。

その指揮者アンドレア・バッティストーニが大化けしてくれれば、「24歳で起用した!」ということで後々の自慢になる。

モルゴーア定期曲目解説2012年01月31日 08時13分13秒

その林光さんのあと、誰が継ぐかと思われたモルゴーア定期のプログラム曲目解説執筆。

正解は池辺晋一郎さんだった。言われてみれば「そりゃそうだ」。隣組。

委嘱新作とか含むプログラムならともかく、単なる曲目解説なぞ、しかも弦楽四重奏など大体がフォルムが厳格、つまり決まりきった物が多そうだから、誰でもいいように思いがち。

敷居の低い口当たりの良いエッセイ風推薦文を入れて、「決まりきった第一楽章アレグロ・ノン・トロッポ・・・とかは不要か最低限で」、というのが最近のプログラム誌の本線のようだ。NHK様のクラシック番組もドラマ仕立てとか。

そのなかで、演奏曲目にも凝りまくって主張の強いモルゴーアは曲目解説も凡百では我慢ならないところらしい。最初に光さんに頼んだ時も「外山雄三さんに相談したら光さんを紹介されて・・・」というのだから共演者を決める以上の本格的手続き。

次の定期は20周年記念のプログレ作品が並んでいるが、あれも池辺晋一郎先生が書く・・・のでしょうねー。それだけ吉松隆さんというわけにもいかないでしょうし。

グラモフォン誌豊田泰久記事2012年01月30日 14時03分10秒

イギリスのグラモフォン誌 http://gramophone.co.uk/
の2012年1月号に "The Greatest Concert Halls of the New Millennium"と題されて世界の著名ホールが取り上げられている。

その記事の中で音響設計の豊田泰久さんへのインタビューがでてくる。彼によるロスアンジェルスのウォルト・ディズニーホールのことも、もちろんThe Greatest Concert Hallsの1つとして取り上げられて。

彼がてがけたサントリーもキタラも評価は高いが、やはりウォルト・ディズニーをてがけてロスにオフィスを定めて世界から注文が舞い込むようになった。

彼はいつも言う。

Acoustics especially in concert halls, are not simple.
We always need to have music.Nothing is happening in an empty hall. - so when we evaluate,when we listen to acoustics, we have the musicians on stage.--------Music is mysterious. Acoustics sre mysterious things.

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豊田泰久(とよた・やすひさ)

1952年広島県福山市生まれ。
1972年九州芸術工科大学音響設計学科に入学。
1977年永田音響設計に入社。現在、同社現地法人Nagata Acoustics代表としてロサンゼルスを拠点として活動。これまで手がけたコンサートホールや多目的ホールのプロジェクト数は50以上。代表的なものとしては、福島市音楽堂(1984年)、サントリーホール(1986年)、北九州響ホール(1993年)、福山リーデンローズ(1994年)、長岡リリックコンサートホール(1994年)、京都コンサートホール(1995年)、札幌コンサートホール(1997年)、千葉ぱるるコンサートホール(2000年)、Bard College Performing Arts Center(ニューヨーク/アメリカ)(2003年)、Walt Disney Concert Hall(ロサンゼルス/アメリカ)(2003年)、Mariinsky Theatre Concert Hall (サンクトペテルブルグ/ロシア)(2006年)Shenzhen Cultural Center Concert Hall(シンセン/中国)(2007年)、Danish Radio Concert Hall (コペンハーゲン/デンマーク)(2009年)の他、現在、Helsinki Music Center(ヘルシンキ/フィンランド)、Hamburg Philharmonie(ハンブルグ/ドイツ)、New World Symphony(マイアミ/アメリカ)、Kansas City Performing Arts Center(カンザス・シティ/アメリカ)、Radio France Concert Hall(パリ/フランス)、Philharmonie de Paris(パリ/フランス)等のプロジェクトを担当。2004年8月、Art Center College of Design (カリフォルニア/アメリカ)、および Bard College (ニューヨーク/アメリカ) の2大学より名誉博士号を授与された。