マーラーの交響曲2008年02月21日 10時25分59秒

グスタフ・マーラー作曲

・交響曲第1番「巨人」

この曲は恥ずかしながら、学生オーケストラのティンパニパートで演奏に参加したことがある。第3楽章にティンパニのDとAの連打に乗ってコントラバスのソロが出てくるのだが、アマチュアの音程の怪しいDとAの上に、ど下手なコントラバスのソロが乗るわけで、演奏者に買わされるか付き合わされた客たちは、こんなものを1時間も聴かされるのは拷問以外の何物でもなく、「生涯クラシックは聴くものか」と決意しただろう。

・交響曲第2番「復活」

後半に独唱と合唱、それにオルガンまで加わり盛り上がる。普通程度にやれば、最も感動しやすい部類の曲。それだけに大げさなところも目に付き、ちょっと慣れてくると忌避されやすいが、それをまた超える名演にであったりすれば、やはり大きな感銘を受けたりする。例のプロムスフィナーレ会場のロイヤルアルバートホールで井上道義指揮のロイヤルフィルでのこの曲の演奏を聴いたことがあるが、何せ古いオルガンなのでファンを回すモーターの音が凄まじく、どんなにオケが大音量を出してもそれと共に「ブーン」という音が通奏低音のように聴こえる貴重な体験をした。

・交響曲第3番

長いマーラーやブルックナーの交響曲の中でも、これが最長。ギネス狙いとかの特殊な曲を除けば、最長の交響曲と言われる。約100分。以前マイケル・ティルソン・トーマスの本番を、ある著名ではあるが余り音楽好きではない音楽マネジャーと一緒に聴いたとき「この曲だったら絶対寝てしまうから、いびきをかいたらつついてくれ」と言われた。ところが実際は私のほうが60分以上寝てしまったようで、あきれられたことがある。ブーレーズとウィーンフィルによるCDでフォン・オッターがソロを歌ったものが私にとっては決定盤。

・交響曲第4番

1番と並んで短め(といっても1時間近いが)で、全編抒情的で美しく、マーラーやブルックナーが嫌いな人で、この曲だけは好き、という人もいる。1番の巨人のようにニックネームをつけたほうが売れると言うことで「大いなる喜びへの賛歌」とか一時は付けられていたが、大して影響が無かったのか、近年はほぼつけられない。最近各オーケストラが自主レーベルで自分たちの過去の放送録音を売り出しているが、私の好きなソプラノのクリスティーネ・シェーファーがアムステルダム・コンセルトヘボウとやったハイティンク指揮のものがそのオケ自主制作ライブ盤で出た。ソプラノの入る4楽章の出だしは「それほどでもないか?」と思ったが再現部で、やはり凄みがでてきた。ライブらしいタイプの名演。

・交響曲第5番

声楽が入らず、純器楽だけで結構長いが、派手なトランペットでの始まりや、アダージョ楽章が映画音楽に使われたりして、マーラーブームの初期はわりと人気が高かった。今は人気が落ちていると言うより、他の曲も聴かれるようになって横並びになってきたか。デュダメルのCD録音があり、賛否両論の彼だが、この曲の第一楽章のグルーブ感を聴いて私は支持派になった。

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_ MusicArena - 2009年05月13日 16時34分20秒

ちまちまと蒐集作戦続行中のMTT/SFSOのマラ1巨人。2002年秋リリースでSFS Media(英国Avieレーベル)のSACDハイブリッド。マラ6に次ぐチクルス第2弾に当たるもの。


http://www.hmv.co.jp/product/detail/161689

・マーラー:交響曲第1番「巨人」

 サンフランシスコ交響楽団
 マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

他のマーラー・チクルスに見られるMTT/SFSOの形質そのままの巨人である。いつもの通り知性的でマッシブ、そして聴く側にもある種の緊張感が強いられるテンションの高い、しかし過度の...