MusicScene.jpアップ斉藤一郎2011年11月02日 08時58分14秒

指揮者 斉藤一郎
本日のMusicScene.jpアップは斉藤一郎さん指揮するセントラル愛知交響楽団と平河町ミュージクスの今月分のお知らせ。

http://musicscene.jp/751
http://musicscene.jp/musicscene/event/

高橋悠治さんが自作提供とグバイドゥリナ作品のピアノソリスト、他に武満系図とペンデレツキというプログラムは東西から自費で駆けつける愛好者、業界人も。「本番が聞けないからゲネプロだけでも」という関西の評論家も。

それに対して一般客は・・・・。

こういうプロだと、事務局は、ここぞと頑張っていつも以上に集客するところから、はなから諦めるところから実に様々。

事務局スタッフ個人も、「こういうのが大好きだが広報販売の実力不足で役に立たない」方から、「こういうプログラムは死ぬほど嫌いだがプロの勤め、プライドで実際は結構売ってくる」方から実に様々。

概して中高年、年配層には嫌われそうだが、意外に「天才のほまれ高い高橋悠治を一度は見てみるか」という年配者がいて、若年層は「その人誰?」だったりもする。

世界的著名指揮者でもシェフとして招かれた時、最初にオール現代プロなどでかますタイプもいる。その場合は見識ビジネス能力兼ね備えた腕利きのマネージングディレクター、事務局長クラスを連れていくことが多い。孤軍奮闘は面倒過ぎるし。そして最後は「まとめてポイ」されることもあるが。

「プロデューサーの部屋」大島莉紗(1)2011年11月03日 22時17分34秒

11月5日土曜のミュージックバード「プロデューサーの部屋」は初の女性ゲストで初の音楽家ゲストでもある大島莉紗さん。

なるべく現場の客観的な視点を持ったゲストをお招きする趣旨で、音楽家以外の登場が多かったが、大島さんはパリのオペラ座でヴァイオリンを弾いていて、ピットの中からみれば歌手や指揮者に対してかなり客観的にならざるを得ない。

という理屈はさておき、彼女のことはブログで知った。
http://lisaoshima.exblog.jp/
そこで歌手や指揮者や劇場のことを言葉にできる珍しいタイプ、と思ってお招きした次第。

ツェトマイヤーらに学び、大学はロンドン、修行時代はドイツ、そしてパリのオペラ座と渡ってきた彼女はヨーロッパ音楽界の色々な面を肌で感じてきている。

その実感をうかがいながら、第一週は師のツェトマイヤーや2-3年前のパリオペラ座来日公演のことなど。

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18:00 プロデューサーの部屋
http://www.musicbird.jp/channels/musicbird/theclassic/index.html
<パリ・オペラ座のピットから①2008年初来日公演の大胆演目>
出演:平井洋 ゲスト:大島莉紗

・ イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番ホ短調
トーマス・ツェートマイアー(Vn)
ECM NEW SERIES -UCCE-2039

・ ベルリオーズ/幻想交響曲 Op14より第2楽章 舞踏会
シルヴァン・カンブルラン指揮 読売日本交響楽団
EXTON -OVCX-00055

・ ヤナーチェク/「消えた男の日記」より 第22曲 ふるさとよさようなら
エルンスト・ヘフリガー(T) ラファエル・クーベリック(P)
グラモフォン UCCG-4311

・ ワーグナー/楽劇「トリスタンとイゾルデ」よりイゾルデの愛の死
マーガレット・プライス(S) カルロス・クライバー指揮ドレスデン・シュターツカペレ
グラモフォン POCG-20056/9

・ デュカス/歌劇「アリアーヌと青ひげ」第1幕より「死罪だ!死罪だ!」
ベルトラン・ド・ビリー指揮ウィーン放送交響楽団 スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団
BMG -BVCO-37450~51

・ R.シュトラウス/アルプス交響曲より 頂上にて
フィリップ・ジョルダン指揮パリ国立オペラ座管弦楽団
naive - V 5233

19:06
・ デュカス/歌劇「アリアーヌと青ひげ」全曲
116'11"
ベルトラン・ド・ビリー指揮ウィーン放送交響楽団 スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団
アリアーヌ:デボラ・ポラスキ(S) 乳母:ジェーン・ヘンシェル(A)
青ひげ:クワンチュル・ユン(Br) セリゼット:ルクサンドラ・ドノーゼ(Ms)
ベランジェール:ステラ・グレゴリアン(S) イグレーヌ:イレアーナ・トンカ(S)
メリザンド:ニーナ・バーンシュタイナー(S) 年老いた農夫:アンテ・ジェルクニカ(Bs)
第2の農夫:エリック・オールマン(T) 第3の農夫:マルクス・ラープ(B) 
06年録音 BMG - BVCO-37450~51

21:07
・ ヤナーチェク/消えた男の日記
32'31"
ケイ・グルフェル(A) エルンスト・ヘフリガー(T) 女声合唱 ラファエル・クーベリック(P)
63年録音 グラモフォン UCCG-4311

21:45
・ イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番二短調「バラード」
6'41"
トーマス・ツェートマイアー(Vn)
02年録音 ECM NEW SERIES - UCCE-2039

セントラル愛知現代プロ無事終了2011年11月04日 22時25分45秒

昨日は兵庫PACで佐渡&ベルリンドイツ響、本日は名古屋しらかわで高橋悠治セントラル愛知響。

兵庫は当然満員で、しらかわのほうも「武満、悠治、グバイドゥーリナ、ペンデレツキ」というプロで心配されたが小さめのホールとはいえ、よくうまっていた。

セントラル愛知常任の斉藤一郎さんの意欲的プログラムが客の入りもよく無事終わったのはともかく何より。

佐渡も当たり前のようにサルプレイエルでもベルリンフィルハーモニーでも兵庫PACでもびわ湖でも満員にし続けるのはこれまた大したこと。

斉藤一郎さんは事前のブログ、解説の会、プログラム曲目解説、当日芭蕉俳句朗読等々まさに八面六臂のご活躍。

佐渡裕さんは長いツアー中でも長蛇の列へのサインもいつも通り手を抜かない。

高橋悠治さんも、すぐにトンボガエリで11月6日は三軒茶屋でリサイタル。
http://atarashii-mimi.jp/
これまた売り切れらしい。

びわ湖ホール2011年11月06日 07時51分49秒

ロビーの目の前が琵琶湖
昨日はびわ湖ホールでの佐渡&ベルリンドイツ響。

京都からの東海道線が人身事故で遅れていてちょっとヒンヤリ。
あそこも京阪を使うとか手は色々ある。

行くときは大津からバスでもタクシーでもいいが、帰りはタクシーは捕まえにくい。

昨日もホールから大津駅のバスが出るはずが「急な事情で今日は出ません」となり、雨の中をどうするか。

そういう場合はとりあえず歩いて3分くらいの京阪「石場」にいってしまうのがいいかも。
そこからどっち向きでも乗ってJR乗換駅まで。

と、まあ京都駅から「実際の時間は京都コンサートホールに行くのと大差ない」と言われるびわ湖ホールだが、やはり往復は一仕事。

一仕事で面倒ではあるが着いてしまえば、目前に琵琶湖が広がるあのロケーションやハードは遊ばせておくにはあまりに惜しいし、普通の市民会館みたいなことをやっていてもしょうがない。

ある時期に限定してフォル・ジュルネではなく独自のメジャーフェスティヴァルでもやって名物にするのが一番似合うか。

絵空事はともかくとして、昨日はベルリンドイツ響の音がなる直前まで、自分のところの自主事業の宣伝やら寄付のお願いやらのアナウンスが延々と続いた。前半が終わってもまたすぐ会場販売や寄付のお願いのアナウンス。余韻や雰囲気よりも立派な趣旨の寄付集め優先。

平河町MusicS江原千絵2011年11月08日 10時49分00秒

来週金曜日の平河町MusicSは無伴奏ヴァイオリンで、江原千絵さんの演奏。

https://sites.google.com/site/hirakawachomusics/schedule

オーケストラアンサンブル金沢の第二ヴァイオリン首席の江原さんは対向配置の多い同オーケストラで向って右側でアンサンブルの要を握っているのが歴然。すぐに目が行くし、実際金沢ではファンも多い。

留学がハンガリーからリヨン。そこから金沢の第二ヴァイオリンと、何となく表街道とはちょっと違う雰囲気を漂わせる。

ハンガリーリストアカデミーとくれば当然バルトークは直伝だし、クルタークのこともよく知っている。

だから今回も得意中の得意のプロではあるわけだが、小オーケストラの主要メンバーともなれば簡単におりるわけにも行かず、前日は松本でのOEK本番とか。

平河町ミュージックスはちょっと変わった会場だからほとんどの方は前日夜にリハーサルをなさる。それもできなくて無伴奏プログラムだから大変といえば大変だが、彼女ならどうということも無いだろう。

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極東の列島からみはるかすヨーロッパの東
2011年11月18日(金) 19:00開演

1. バルトーク・ベラ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
2. クルターク・ジョルジィ  サイン、ゲーム、メッセージ
3. 高橋悠治 七つのバラがやぶにさく
4. ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・フォン・ビバー パッサカリア

電話番号:03-3221-8811(ロゴバ)
受付時間:10:00~18:00(火曜日定休)
メールアドレス:hirakawacho.musics@gmail.com

アクセス
https://sites.google.com/site/hirakawachomusics/access

松下功還暦コンサート2011年11月09日 14時24分33秒

作曲家の松下功の「還暦コンサート 天地響應」が、11月22,23日の二日間、東京第一生命ホールで開かれる。もちろんご自身の指揮でオーケストラはアンサンブル東風(こち)。

ひょっとしてノヴェンバー・ステップスの次くらいに世界で演奏回数を重ねているのかもしれない和太鼓協奏曲「飛天遊」の第2番初演とか、長年の親友ヴァイオリニストの澤和樹のためのコンチェルトとか聲明とオケの作品とか、松下らしいものが並ぶ。

和太鼓協奏曲のソロは林英哲だが彼も確か同じか同じくらいの年。この世代の作曲家といえば坂本龍一、久石譲とか。ほんのちょっと下が吉松隆、西村朗、細川俊夫あたり。

この人達がそろそろ還暦過ぎの大家の大先生となってくる。

感じとしては林英哲さんが若く見えて「えっ?もうそんな?」か。やはり連日の運動がいいのだろうか。

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天地響應~松下功還暦コンサート~

プログラム:「天空の調べ」(初演)/和太鼓協奏曲第2番(初演)/密教傳來~五智如来賛嘆~(舞台初演)

[指揮]松下功 [出演]澤和樹(vl) / 林英哲(和太鼓) / 新井弘順(朗読) / 迦陵頻伽聲明研究会(声明) [演奏]アンサンブル東風

2011年11月22日(火)18:00開場/18:30開演
2011年11月23日(水・祝)13:00開場/13:30開演
第一生命ホール

全席指定
¥5,000
主催:〈天地響應〉公演実行委員会、アンサンブル東風
協賛:株式会社オールインワン、株式会社ハッスルコピー
協力:株式会社INPRESSION、英哲太鼓の会、迦陵頻伽聲明研究会、株式会社キュービック、 株式会社下倉楽器、 株式会社デジタル・イー、パール楽器製造株式会社、武王山安養院、 早稲田大学表現工学科音響研究室、 松下功門下生の会
後援:一般社団法人Japan Treasure Summit、ドイツ学術交流会(DAAD)、
東京藝術大学音楽学部同声会、 社団法人日本作曲家協議会(JFC)

お問い合わせ:
(株)音楽事務所サウンド・ギャラリー 03-3351-4041

鈴木敬介追悼公演日生劇場「夕鶴」2011年11月10日 10時49分03秒

昨日、日本現代作品の世界での演奏回数が「ノヴェンバー・ステップス」の次が松下功「飛天遊」かも、と書いたが、團さんのオペラ「夕鶴」は800回以上だそうだ。

この土日に夕鶴があるので思い出した。

その「夕鶴」公演は日生劇場によるもので、今夏亡くなられた演出家鈴木敬介さんの追悼公演。鈴木さんご自身が演出予定だったプランを演出補の飯塚励生さんが仕上げる。

この回数ベスト3かもしれない3作品だが、ノヴェンバーはどうしたって尺八と琵琶をどこからか呼ばなければいけなくて、普通は日本から。飛天遊は和太鼓類の運搬、セット、リハーサルが大変。そしてオペラ夕鶴は言うまでもない。

要するにどれも金も手間もかかる。それもかなりの。

それらが極普通の二管編成のオーケストラ曲やもっと小さい無伴奏ヴァイオリンやフルートより回数多くやられていることになる。

ともかく日本のオペラで800回以上というのはとんでもない数字。

鈴木さんの本拠地だった日生劇場での公演は、やはり見ておくべきもの、と言いたくなる。
特に團作品に接したことのない若い世代の方に。

http://www.nissaytheatre.or.jp/program/2011/05/program-157.html

シューマンピアノ曲全集¥1,8302011年11月11日 10時10分44秒

時々出てくる激安CDネタ。

所用でシューマンのちょっと珍しいピアノ曲を調べていたら、イェルク・デームスが弾いたシューマンのピアノ曲全集というのが見つかった。CD13枚でHMVの通販だと¥1,830だった。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/2636187

こういう数字もだいぶ見慣れて、資料になるからとあれこれ入手してもキリ無いし、スペースの問題のほうが大きい。だからベーシックにはナクソス・ミュージック・ライブラリーでクラウド上で済ませて、新譜はミュージックバードで聞いて必要ならハードディスクに入れておく。

と、盤自体は手元に無い方式で実際困ることは無く日々が過ぎる。

だが、たまにちょっとそれもすっきりしすぎているような気もして、このシューマンとか、ディーリアス生誕150年記念ボックス(18CD限定盤)¥4,109

http://www.hmv.co.jp/product/detail/4217616

とかは一応買っておくか、という気にもなる。

「プロデューサーの部屋」大島莉紗(2)2011年11月12日 09時48分09秒

手前がベルリンドイツ響事務局長
本日のミュージックバード「プロデューサーの部屋」は大島莉紗さんゲストの2回目。

パリオペラ座の現音楽監督フィリップ・ジョルダンの就任記念のアルペンと、初代音楽監督チョン・ミョンフンのムツェンスク、そして客演の中でも大島さんが印象的だったユロフスキー。

フィリップ・ジョルダンは就任時36歳、チョン・ミョンフンの就任時も同年齢。ユロフスキーがロンドンフィルのシェフになったのもこの年齢だった。(厳密には多少前後しているかもしれないが。)

3つ偶然に並んでいるように、これは特別でも何でもない。

後日この番組でベルリンドイツ交響楽団の事務局長が出てくるが、その方も世代的にはこんなもの。
このオケの次のシェフのトゥガン・ソキエフはもっと若い。

若い客層を呼びたかったり、それに沿った広報宣伝をするためには、その気持ちが分かる近い世代がいいに決まっているし、事実メジャーはそうなってきている。

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ミュージックバード
http://www.musicbird.jp/land/proroom/index.html

18:00 プロデューサーの部屋
<パリ・オペラ座のピットから②音楽監督か客演か>
出演:平井洋 ゲスト:大島莉紗

18:05
・ R.シュトラウス/アルプス交響曲 Op64
52'33"
フィリップ・ジョルダン指揮パリ国立オペラ座管弦楽団
09年録音 naive -V 5233

19:02
・ ショスタコーヴィチ/歌劇「ムツェンスク郡のマクベス夫人」全曲
155'47"
チョン・ミョンフン指揮パリ・バスティーユ歌劇場管弦楽団&合唱団
ボリス・チモフェーヴィッチ・イズマイロフ:オーゲ・ハウグランド(Bs)
ジノーヴィー・ボリソヴィッチ・イズマイロフ:フィリップ・ラングリッジ(T)
カテリーナ・リヴォーヴナ・イズマイロヴァ:マリア・ユーイング(S)
セルゲイ:セルゲイ・ラーリン(T) アクシーニャ:クリスティーネ・チーシンスキ(S)
ボロを着た農民:ハインツ・ツェドニク(T) ほか
92年録音 グラモフォン POCG-1738/9

21:42
・ チャイコフスキー/交響曲第6番変ロ短調 Op74「悲愴」第4楽章
10'47"
ウラディーミル・ユロフスキ指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
08年録音 LPO - LPO-0039

日生劇場50周年2011年11月14日 08時43分43秒

昨日は夕鶴、来週はドン・ジョヴァンニと連発で日生劇場。もっとここで定期的にオペラをやって欲しいが、まあ時々でもやってくれれば。

来シーズンはここの50周年記念だそうで、こけら落としでもベームでやられた「フィデリオ」「フィガロ」と二期会60周年とも共同でライマンの「リア」と「メデア」。

ベーム日生のフィデリオは雑誌などで伝説的に書かれたものは読んで育ったが、50周年ということは実際ご覧になった方はもう70代以上ということ。

ライマンのメデアは2010年初演だから、ずいぶんと対称的な記念イヤープログラミングということになる。読響の50周年も兼ねているとか。

日生は青少年のためのオペラ教室もずっとやっていて特に夕鶴は何回もやっている。昨日のプログラム裏に一覧が出ていたが32年のなかで「利口な女狐の物語」もちょこんと1回だけ入っていた。

夕鶴は「金儲けに走り過ぎると大事なモノをなくす」、女狐は「自然を大切に」と教育的にも好ましいか。